2024年2月2日、ボクシング選手の穴口一輝さんが23歳という若さで亡くなりました。
死因と、病気の原因となったタイトル戦について記事をまとめます。
穴口一輝のwikiプロフ
画像引用元：東日本ボクシング協会公式HP「［見どころ！］堤聖也 vs.穴口一輝」
氏名：穴口 一輝（あなぐち かずき）
生年月日：2005年5月12日（2024年2月2日現在、23歳）
出身地：大阪府岸和田市
学歴：蘆屋大学卒
所属：真正ボクシングジム
穴口一輝の死因は右硬膜下血腫！
2023年12月26日に、有明アリーナで行われたボクシング日本ボクシングコミッション認定・バンタム級タイトルマッチに出場し、現バンダム級チャンピオンの堤聖也選手と対戦しました。
惜しくも判定負けしてしまいましたが、試合後に足がおぼつかない状態で、セコンドに支えられながら控室へ戻り、そのまま病院へ・・・
急性右硬膜下血腫だと判明し、すぐに開頭手術を受けましたが、その後意識は回復せず、2024年2月2日に亡くなりました。
穴口一輝の急性右硬膜下血腫とはどんな病気？
画像引用元：慶応義塾大学医学部外科脳神経外科教室対象疾患「急性硬膜下血腫」
急性右硬膜下血腫とは
ケガによって生じる、脳を覆っている硬膜と脳表との間の急性出血です。脳の表面の血管の損傷が原因となることが多く、脳そのものの損傷（脳挫傷）を伴うこともあります。症状は
参考：慶応義塾大学医学部外科脳神経外科教室対象疾患「急性硬膜下血腫」
受傷直後より意識障害を伴うことが多く、半身麻痺、片方の瞳孔が開いてしまうなど、重症のことが多いです。
治療法は
参考：慶応義塾大学医学部外科脳神経外科教室対象疾患「急性硬膜下血腫」
手術で血種を取り除きます。これを開頭血腫除去術といいます。脳損傷を伴うことが多いため、記憶障害、判断力低下などの高次機能障害、運動麻痺などの後遺症を残すことがあります。特に脳腫脹を伴った場合には死に至る可能性が比較的高い外傷です。
穴口一輝のタイトル戦４度のダウンが原因か！？
堤聖也選手と対戦した全10ラウンドの試合では、第4ラウンド、第7ラウンド、第9ラウンド、第10ラウンド、計４度のダウンを取られていました。
その際にヒットしたパンチが原因で、右硬膜下血種になってしまったと思われます。
４度のダウンを取られるも、インターバルの間はしっかりと受け答えをしていて、試合を止めることはできなかったと、試合を統括したJCBは説明しています。
対戦相手、堤聖也さんの経歴はこちらの記事をご覧ください。
穴口一輝選手の最後の試合となった、堤聖也選手との対戦動画はこちら！